ロマンスの燃え方

ゆうべ「龍馬伝」を観て、つらつら思った事。幕府側の追手に狙われてる龍馬は、もう京都には来ないと言う（薩長同盟も成ったし）。そうすると寺田屋に勤めているお龍とは、もう会えない事に。お龍は龍馬に「ついて行きたい」と思うものの、側にいれば命の危険もある以上、龍馬は置いていく気でいるし、お龍は言い出せない。
で、お互い想い合ってるけど言わずに別れてしまうのか…と思ってたら、寺田屋襲撃があって、お龍は自らの危険を顧みず、龍馬を救うために奔走して、龍馬はからくも生き延びる。そして来週の予告を観るかぎり、プロポーズしてるらしいぞ、と。
でまあ思ったわけです。ラブロマンスの成立に戦闘アクションは必要だ！…そうか？
しかし穏やかな時だったら「命の危険があってもついて行きたい」という覚悟があっても、言ったら止められちゃうわけで。安全のために距離を置く、っていう選択を加速させるだけかもしれない。けど襲撃の中、ゆかた姿（に龍馬が自分の着物羽織らせてあげるのがｖ）で危険の中に飛び込んで、我が身を顧みる事が無い。という“覚悟”を見せつけられたら、言葉より雄弁に語ってしまう説得力！そりゃもう離しておけないなー。
そんなドラマ作劇にハートがぐっと掴まれます。穏やかに滔々と話してるよりも、戦闘の中での「俺たちは目ぇ瞑ってても合体できるんだ！」とかね(笑)。がっちりぴったり齟齬は無いぜゲッターチーム!!…とはいえ、もっと会話シーンあって、数々の謎の説明をしてほしいな～とは思う…。