歌で銀河が救える？

『マクロスＦ』の映画を観てきました。公開は結構前からだったので、年内に行かないと終わってしまいそうだったし。ＴＶ版再構築のスタイルはマクロスの伝統？それともハヤリ？観てて圧倒されるというか、凄いなって感じは『愛・おぼえていますか』の方が強いかも。まあＦ劇場版はまだ完結編があるので、あとあと凄いことになるかも。黒幕的なアノ人はあからさまにアヤしいし、ランカのお兄ちゃんの容姿がもう出てたりで、あんまり謎で引っぱる感じでは無いので、その分歌や戦闘シーンの見ごたえとかに力を入れてるのかな。
最初のライブシーンは…「ユニバーサルバニー」の虚実入り混じってる感じ、はシャロン・アップルのライブの方に軍配上がりそう(笑)。その後のウエスタン風な衣装が一番好きだなー。後半の「オベリスク」とかの、その場のままの情熱で歌ってる方が、ドラマ的にも盛り上がっていいよなー。しかしライブ中に敵がやってきたので、そこが戦場に！って時に歌姫に「俺がこの場を守るから、歌え！」って…マクロス世界の人の常識は、現代の地球人とは違うわ、さすがに(笑)。対ゼントラーディ戦争の時の刷り込みが…。歌手は戦場で歌うものですか？
中盤のラブコメパート(?)は、フラグ立てまくってるというか、女の子たちの魅力を次々にアピール。延々デートシーン～というのも何なので、もう少しバラけてると良かったのかなあ。ＴＶ版で「お前たちが俺の翼だ！」とか煙に巻いた、三角関係の決着はつくのだろうか・・・。しかし戦闘中に歌、という組み合わせでのセンスの良さは、やっぱマクロスはいいよなー。「今日の日はさようなら」とかは悲壮感あおりすぎててダメだよ、やっぱ。と思った(笑)。『ヱヴァ 破』を観に行ったのと同じシネコンだったのでー。ポイント溜めてるのがアニメ映画ばっかりなのな(^^ゞ。