没ネタサルベージ

パソコンの整理をしていたら、思いつきを書きとめておいたメモを発見。拙作「パラダイス・ロスト」の初期段階でした。勿体無いのでここに載せておこう。未読の方もいるかもしれないので、「続きを表示」にしておきます。

研究に熱心で、寝食を忘れている隼人に「それじゃ体を壊すわよー」と注意するミチル。それを聞き入れなかった隼人はある日、
風邪で倒れてしまう。気がつくとベッドに寝かされていて、ミチルに文句を言われる。
「研究熱心なのはいいけど、それで体を壊していたら元も子もないわ。…ほら、知恵の実をあげるから、おとなしくしてるのよ」
と、リンゴをくれる。
「…ああ、聖書か」ベッドの脇でリンゴをむき始めるミチルを眺める隼人。

以下、モノローグから、リンゴをむき終えて食べさせてもらうまでが「パラダイス・ロスト」と同様の展開に。

初期メモは肋骨を折るくだりが全く無かったんだなー。りんごから聖書のエピソードに至るまでが、唐突な感じがして、あれこれ考えて肋骨の話を挿し入れようと思ったらしい。その辺の思いつきで、骨折する羽目になった隼人…可哀想に…。