野心と友情と愛情と

ＢＳでやってたフランス映画『あるいは裏切りという名の犬』を観ました。
パリの刑事、レオとドニは昔友人同士だったが、一人の女性を取り合った中。結局、彼女はレオの夫人となるが、今ふたたび出世コースの座をかけて、二人のライバルが争う。で、野心家のドニは自らの出世のために、正義感のレオの職務上のミスを告発。レオは刑務所に送られる事に。その間ドニの行き過ぎた捜査の渦中、レオの夫人は死んでしまう。己の地位、未来、愛する妻を奪われたレオは、釈放された後、ドニに対して復讐という刃を下ろす――の、か!?
というような、あらすじなのですが観たら思ったほど、三角関係で無かった……。ちぇ。ドニがレオを蹴落とすのは、単に出世欲ぽかった。それでも話の筋は全然通るので、構わないんだけどー。前半は良く言えば重厚、悪く言えばかったるい。レオ収監→出所で急に七年飛ぶ後半、ちゃんと役者さんがそれっぽく年をとってるように見える…。すごいすごい。
二人の警官の騙しあい、というと『インファナル・アフェア』とかでしょうな。プラス、三角関係の愛憎ドラマなんてのが観たいなー。こんな要素、これとあれ、と入れると「この映画がオススメです」みたいな検索システムがあればいいのにな。――どっかにあるかも知れないが。うろ覚えの歌を歌うと、「この歌です」って探し出してくれるアプリはあるわけだし。


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